組合について

うつ病ってなに?

1.うつ病はこころのガス欠状態

うつ病は、こころのエネルギーが減った状態です。何をするにもおっくうで、普段、普通にしていたことができなくなります。 朝、新聞が読めなくなります。また読んでも頭に入りません。楽しいことができなくなってしまい、 休日どこへも出かける気になりません。また笑えなくなります。食欲が低下して痩せます。人によっては食欲増進から太る人もい ます。睡眠障害から早朝に覚醒したり、ずっと寝てばかりいる状態になってしまいます。 身体症状を必ず伴うのも大きな特徴です。頭痛やめまい、腹痛や下痢、おう吐、腰痛や肩こり、などです。 これらの症状に気を取られてしまい、本来のうつ病が見えず、内科や整形外科であれこれ検査や治療を受けても良くならない。 これは、身体症状の仮面を被ったうつ病ということで『仮面うつ病』といいます。

2.うつ病の診断(アメリカの診断基準 DSM-Ⅳ)

以下の症状のうち、1と2がどちらかがあり、全部で5つ以上が、最近2週間以上続く場合はうつ病の可能性があります。医療機関へ相談して下さい。

    1.毎日、ほとんど一日中ずっと気分が沈んでいる。
    2.何に対しても興味がわかず、楽しめない。
    3.食欲が減退し、体重が減少した。又は、食欲が抑えられないで体重が増加した。
    4.毎晩、寝つきが悪い、夜中や早朝に目が覚める。
    5.動作や話が遅い、イライラしたり落ち着かない。
    6.疲れを感じ、気力がわかない。
    7.自分は価値がない、申し訳ないといつも感じる。
    8.仕事や家事に集中できない、決断ができない。
    9.この世から消えてしまいたいと思うことがある。

3.その他のこころの病気

  

①心身症

心と身体はつながっています。心に受けたストレスが身体症状となって現れる病気を、心身症と呼びます。 高血圧、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、アトピー性皮膚炎、片頭痛、心筋梗塞、などなど多くの病気が含まれます。

②自律神経失調症

心臓や血管、消化管、呼吸器、汗腺などをコントロールしている自律神経はストレスの影響を受けやすいです。 症状はそれぞれの器官の異常としていろいろな形で現れます。

③適応障害

原因と発症の関係がはっきりしていて、原因を取り除けば、比較的速やかに改善するのが、適応障害です。 月曜日の朝、会社へ行こうとすると頭が痛くなったり、めまいがしたり、下痢がひどくなって、 出勤できなくなくなる、出社拒否症はその代表例です。長く続けばそのストレスからうつ病へ進展してしまいます。

④パニック障害

不安傾向の強い人がなります。突然、手足がしびれ、息が苦しくなって、動悸が激しくなり、めまいがして、 このまま死んでしまうのではという恐怖に襲われます。これがパニック発作です。一度起こすと、再発の不安から、 同じ状況を極端に恐れたり、また他人に迷惑がかかるため、人ごみに入れない、などの症状が現れます。 パニック発作を繰り返したり、その恐怖で仕事や日常生活に不都合を起こす場合をパニック障害と言います。

はじめに こころの病を予防するには? ストレス対処法 うつ病になってしまったら
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