組合について

メンタルヘルスケア

こころの病を予防する・・・セルフケア、予防の基本

自分の健康は自分で守る。これはこころの健康でも同じです。なにより病気になって苦しむのは自分です。

1.気づくこと

うつ病はこころのガス欠状態、いい気になって突っ走っていると突然起こります。その前に気づいて対処することが大切です。

①慢性疲労状態に気付く

毎日の睡眠で十分疲れが取れているか、休日はしっかりと気分転換ができているか、振り返ってみましょう。 もし、問題があれば、休養を取るように努力しましょう。
まずは、労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリストにて確認しましょう。
チェックリストはこちらをクリック。

②小さな警告サインに気付く

 うつ病になる前に、身体はいろいろな警告サインを出します。それに気づいて対処しましょう。

警告サイン

    ・体調不良が続き、病院で検査しても異常がない。
    ・お腹がよく痛くなる。下痢が続く。
    ・食欲がない。朝方、吐気がする。
    ・寝つきが悪い。途中で目が覚めて眠れない。
    ・倦怠感(体のだるい状態)が続く。
    ・頭痛やめまいがよく起こる。
    ・腰痛、肩凝りがひどくなった。
    ・タバコや酒の量が増える。
    ・休日はどこへも出かける気にならない。

このような症状が続いたら、ストレス過剰のサインと疑ってみることが必要です。
ストレス発散や、仕事の取り組み方法に配慮しましょう。

③ストレスを受けやすい性格に気付く

ストレスをまともに受けるか、適当に受け流すかで、まったく結果が異なってきます。 ストレスをまともに受けて、うつ病や心筋梗塞などのストレス病にかかり易い人の代表が、タイプA行動パターンを持つ人です。 時間に細かく、せっかちで、数時に拘り、ライバル意識が強い、仕事だけが生き甲斐、要するに仕事人間です。 以下に判定方法を示します。

タイプA判定

以下の項目で当てはまる数が多いほど、タイプA傾向が強い。

    ・自分は責任感が強い方だ。
    ・融通がきかない。
    ・自己顕示欲が強い方だ。
    ・すぐかっとなる。
    ・せっかちである。
    ・時間に細かく、人を待たせることが嫌いである。
    ・頼まれたら断れない。
    ・家に帰っても仕事のことをよく考える。
    ・何事もついぎりぎりまで頑張ってしまう。
    ・一度に多くのことをやろうとする。
    ・ボケーっとしていることは嫌いである。
    ・早口でしゃべる。食事も早い。
    ・他人の評価を常に気にする。
    ・趣味がない。仕事をしているときが一番充実している。



判定:半数以上当てはまったら要注意です。
対策:タイプAは決して悪いことではありませんが、注意しないと病気になってしまいます。 一見性格のようで、なかなか修正できないように思われますが、本来は行動パターンです。 気づいて、『ちょっと待てよ』とブレーキをかけることで、十分修正可能です。人間、大切なことは『丈夫で長持ち』です。 『無事これすなわち名馬なり』という言葉があります。 多少いい加減でも、多少人に迷惑をかけても、心身ともに健康で働き続けることが大切です。

2.肉体的に健康を保つ

健康でないとストレスには立ち向かえません。そのために健康的な生活習慣をこころがけましょう。 まずは、睡眠覚醒リズムを基本に、生活リズムを整えましょう。休日の朝、遅くまで寝ていると、 月曜日の朝がきついです。休日は積極的に気分転換するためにあります。適度な運動を含めて上手に使いましょう。 食生活も重要です。三度の食事を規則正しくバランスよく摂ることも、メンタルヘルスの保持に役立ちます。 飲酒習慣には特に気をつけて下さい。辛いからといってお酒をあおる。眠れないからといってお酒に頼る。 次第に量が増えて、アルコール依存症になってしまいます。お酒以外のストレス発散を身に着けておきましょう。 また不眠症は、睡眠導入剤の使用を含めて医療機関で相談しましょう。

3.家族との関係を大切に

家族はもっとも強い見方です。大切にしましょう。そのため家庭に仕事のストレスを持ち帰らない、頭の切り替えが必要です。 ただし、人間、なかなか器用にスイッチを切り替えることは難しいです。 仕事で嫌なことがあった、職場で腹がたった、そうした場合には、家族へその理由を説明して理解を求めて下さい。 ただし、家族に八つ当たりしてはだめです。「今日、上司に怒鳴られて、頭に来た」などと状況とその時の自分の気持ちを素直に話して下さい。 家族(奥さん)は解決できませんが、聴いてくれます。それで気分がすっきりします。家族も安心できます。 何も言わずに悶々としていると家族は不安でたまりません。腫れものに触るようにびくびくしていなければならず、 コミュニケーションが取れなくなってしまいます。

4.人間関係改善のために

①相手の良いところを見て、悪いところは我慢する努力。

特に嫌いな相手は、悪いところばかりが目についてしまいます。となるとさらに嫌いになってしまいます。 ほんのちょっとしたことでも相手の良い点を認めて、それを誉めてみてください。誉めることで自分の相手に対する感情が好転します。 また誉められた方も嬉しいものです。こうして人間関係が改善します。

②朝、大きな声で挨拶する。

人間関係の基本、コミュニケーションのとっかかりは挨拶です。朝あったら大きな声で挨拶しましょう。。

③笑顔を大切にする。

人は笑いによって救われます。笑うことで脳内麻薬が分泌され、辛い気分が和らぎます。 また人間関係が改善します。笑いは相手の笑いを引き出しますが、逆に怒りは相手の怒りを引き出します。 笑っている人には寄っていって、怒っている人は避ける、というのが人間の普通の心理です。

④コミュニケーション能力を高める。

最近は皆さんメールで連絡します。そのため、若い方を中心に面と向かって話すことが苦手です。 言いたいことが言えないでストレスを溜める、逆に言い過ぎて相手を傷つける、という結果になりがちです。 相手に配慮しつつ自分の思いを適切に表現するスキルを身につけましょう。

はじめに うつ病って何? ストレス対処法 うつ病になってしまったら
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