もし、うつ病になってしまったら

1.早期に専門医を受診しましょう

 うつ病は予防が一番ですが、発症してしまった場合には治療が必要です。それも早ければ早いほど良いです。 専門医を受診しましょう。専門医には、精神科、心療内科、メンタルクリニックがあります。受診し易いところを選びましょう。
受診したら、主治医の指示に従いましょう。薬をきちんと飲んで、必要なら仕事を休みましょう。 症状に波があるので、慎重に行動しましょう。たとえ良くなっても、最低半年間は薬を続けることが必要です。 主治医がよいというまで内服は続けましょう。それと、再発し易い病気です。 繰り返さないように、考え方や行動を変えることが必要です。

2.家族がうつ病にかかったら。

 万一、家族の誰かが、うつ病になってしまったら、つらい気持ちを理解して、温かく接しましょう。 そして一緒に病気について勉強しましょう。勉強することでどう接したら良いかが解ります。 また、専門医へ一緒に受診して、家庭での状態を説明しましょう。何より、焦らないで、見守ることが大切です。 そして本人の言葉に耳を傾けましょう。

3.職場では普通に接する

 職場でうつ病の人とどう接したらいいでしょうか？・・・答えは、『普通に接して下さい』です。 その上で配慮してあげて下さい。うつ病はちょっと見、サボっているようにみえますが、本当は辛いです。 その辛さを理解してあげて下さい。ただし、職場は仕事をするところです。 腫れものに触るような形で、何もさせないのでは、長続きしません。配慮をしつつ仕事をしてもらう。 もしそれでもだめなら休んで治療に専念してもらうことが必要です。